寺院紹介
【代表者】
院主 藤崎 太孝
【本尊】
不動明王
【境内・諸堂奉祀の神仏】
北向不動尊・南向不動尊
阿閦如来•弘法大師•鎮宅霊符尊
神変大菩薩•鉄焼地蔵尊•秋葉大権現
十二天尊(仏画)
【霊場札所】
近畿三十六不動尊霊場 第5番札所
おおさか十三仏霊場 第11番札所
摂津国八十八箇所霊場 第21番札所
【関連寺院・教会】
報恩院 別院
報恩院 竜野教会所
報恩院 家島教会所
【寺歴】
創建 寛文年間(1661〜1673)
寺伝によれば、江戸時代初期(約三百年前)名僧「良遍上人」が、大阪の東部上町台地の佳き地をえらばれ、現世利益の不動明王信仰の世相にあった北向不動尊を建立なさったとあります。
不動尊と同時期に植えられたという樟は戦前は、うっそうと繁茂していたものです。また相生の樟としても有名でした。商人のまち大阪に商売繁盛と家内安全の諸願成就のご利益にすがろうとする庶民は日一日と増え、報恩院は香煙の絶間がなかったといわれます。明治初期の廃物棄釈の旋風ですたれた当時無住に近い荒れ寺だったが先師当院第十二世考教和上が明治大正と復興の偉業を成し遂げられた。しかし太平洋戦争のため大阪大空襲で北向不動尊のみ残して全堂灰燼にきした。この大きな苦難にもめげず住職信者一丸となり被災数日後より焼跡整理にとりかかり、不撓不屈の精神と努力により再興がなされた。「北向きのお不動さん」の昔も今も変らぬ霊験あらたかなご加護は云うまでもありません。
【御詠歌】
魔を伏して 苦難を救う 願なれば 不動の誓 高津 北向
まをふして くなんをすくう がんなれば ふどうのちかい たかつ きたむき